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2018年6月 7日 (木)

小説「すべての神様の十月」

小路幸也の小説「すべての神様の十月」は神様の考え方が面白い。
この小説では八百万の神々:死神、貧乏神、福の神、疫病神、道祖神と八咫烏、九十九神、山の神などが出てくる連作短編集だ。
神々の役割が一般的な解釈と違っている。
特に死神、貧乏神、疫病神については存在意義の解釈が素晴らしいと思う。
貧乏神、疫病神についてはこのような考え方を別な本で読んだような気がするが矢張り独特と思う。
また、貧乏神、疫病神、福の神は自分たちの力を及ぼす方法が独特で面白い。
全てが共に生きる存在という考え方も良いと思う。
最近、子供向け、一般向けの神や妖怪、陰陽師などが出てくる小説をたくさん読んだが、
ほとんどの本が共に分かり合えるという存在で書かれている小説が多い。
普通の人が見えないもが見えると言うことで異端児とされて苦労したり、
人間が信仰しなくなった神は消えていくという考え方が多い。
そこではやはり共存するという考え方が多いようだ。
そのこと自体は大変良いことだと思う。
最近歳を取ったためか涙腺が緩くなっているようで読んでいて涙が出ることも多々ある。

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